検索意図と言われても「知らない人の頭の中なんて分かるわけがない!」と感じてしまう人が多いのですが、自分が消費者の立場で検索している時には、どのような意図でキーワードを入れているか?ということは思い浮かぶでしょう。
そして、自分が探していた記事を見つければ「読みます」し、検索意図と違っていると感じたら「読みません」よね?
これは自分が運営しているアフィリエイトサイトやブログでも全く同じことが言えます。
キーワードリサーチをして記事やタイトルに組み込んでいても、内容が検索意図に合わなければ読者にはなってくれません。
だからこそ「検索意図」を知る技術は非常に大切なものだと言えるんです。
今回はアフィリエイトにおいてもっとも重要な「検索意図」を考える方法について紹介していきます。
何故そのキーワードが使われたのか?を考える
Webサイトやブログ運営者でもなければ、いちいち「キーワード」という概念は生まれませんが、検索エンジンを利用している人には、その「キーワード」を打った「理由」があります。
アフィリエイトサイトやブログに絞って言えば、この「理由」にあたる部分の多くは、個人的な悩みであり、これらの「答え」を求めて、解決策、評価、口コミ、などの情報を知ろうとしているはずです。
こういった前提があるので、多くのアフィリエイトサイトは
- ○○の効果は?
- ○○の原因は○○!
- ○○はどうやって○○する?
- ○○の口コミランキング
- ○○の評価まとめ
こういったキーワード選定になることが多いんですよね。
いわゆる派生キーワードだけを利用した「検索意図」にはあまり触れていない記事ばかりが、ずら~~~っと並ぶアフィリエイトサイトの出来上がりという感じです。
「いやいや、検索意図を考えているから派生キーワードも使ってるんだよ!」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それはある意味で「思い込み」です。
主要キーワードから派生しているから、これらに関連する内容が「検索意図」であるという思い込みです。
これらはあくまでも「主要キーワードに関連しているキーワード」というだけであって、読者の検索意図とは全く別物です。
キーワードと検索意図が一致することも0ではありませんが、検索意図は、あくまでもキーワードとは別にして考える必要があります。
解説をするだけでは、アフィリエイトは成約しない
先程のように、主要キーワードに加えて、関連したキーワードで記事を展開していくと、記事の内容がほとんど「解説」になってしまうことが多々あります。
何故なら、検索意図が分かっていないので、解説することしか思いつかないんです。
そして検索意図を考えないまま、解決のために商品だけをオススメしたりするので読者は読んでもくれないし、購入にも至りません。
確かに、キーワード選定は大切なポイントなのですが、キーワードというものはあくまでも「検索意図」に付随して付いてくる要素の1つです。
主要キーワードの「検索意図」を考えて読者に動機を与える
アフィリエイトをする場合には、商品、もしくはサービスで最終的に解決してもらうことが運営者にとっての最大の目的です。
では、これらのサービスや商品を実際に利用してくれそうな人はどんな人でしょうか?ここまでは意外と簡単です。
主要キーワードから「悩み」を検索している人ですね。
しかし「悩み」の解決方法というものは、多くの場合「選択肢」が分かれます。
自分がアフィリエイトとして扱っている商品やサービスは、あくまでも訪問者の選択肢の1つにしか過ぎません。
また、主要キーワードから悩みを検索している人でも、「今すぐ」なのか、「将来的に」なのか、という点で解決したいタイミングは違います。
すでに骨が折れている人に対して「サポーターがオススメです!」と言っても仕方ないですよね。サポーターをオススメするべきターゲットは「骨が折れるかも知れないと不安を抱えている人」です。
検索意図に対して、最善策であることを提示する
検索意図とは総括的にいえば、「検索者が求めている選択肢の1つ」だと考えられます。
では、我々アフィリエイターは「検索意図」に対してどういった考えを持てば良いのでしょうか?
それは、自分がアフィリエイトをしているサービスや商品が、数ある選択肢の中から解決するための「最善策」であることを理解させることです。
「理解させる」という言い方をすると、少し上から目線のように見えてしまいますが、読者に動機付けるためには記事の中で、教育することはWebライティングの技術の1つです。
例えばですが「ダイエット」を調べている人の検索意図を「ジムの利用」へ誘導するのであれば、
【ダメな導線】
・ダイエットの方法⇒ジムの魅力⇒ジムがオススメ
多くのアフィリエイトサイトに見られるのは、記事の入り口からクッションを置かずに”最初からジムという選択肢”を前提にしている構成です。
こういった構成では単純にユーザーの選択肢を狭めているだけであり、有益な記事だとも言えません。
SEO対策としても弱くなる傾向にあります。
【教育を挟んだ導線】
・ダイエットの方法⇒筋トレや運動は自己管理が難しい⇒集中的にジムに通う方が体質から改善出来る可能性が高く、効果も高い⇒ダイエットに”最も”オススメなのはジム
上記は極端な例ですが、提案する解決策までの間に読者を教育することによって、初めて「検索意図」を考慮した記事になるのです。
ダイエットで検索している人が知りたいことは色々とあります。
ゴールを「ジムの利用」とするのであれば、検索意図を利用してジムを利用してくれそうな人に対して”ダイエットにはジムがもっとも効率的かつ経済的である”ということを伝える必要があるのです。
多くの成功しないパターンは、検索意図に対しての選択肢の1つである「ジム」の魅力的な部分を伝えているだけだからです。
極端に言い換えれば「ジムを利用しなければいけない」という理由付けが出来れば成功だと言えるでしょう。
メリットとデメリットはしっかりと比較する
検索意図を汲んだ記事を作成するにあたっては、他のサービスのメリットやデメリットを比較することも大切です。
しかし、これらはあくまでも解決策として提供しているアフィリエイト成約に結びつけるための比較にすることがポイントです。
作為的にメリットとデメリットを比較して、最終的に解決策にしたい「アフィリエイト」に向けて誘導する意識で記事を構成してみましょう。
いくつかの解決策を提示して、消去法で”納得出来る”ように記事全体に対して検索意図を意識をしてみて下さい。